ドナルド・トランプはビートたけしだと思え!?〜もしもたけしが日本の総理大臣だったら〜

もし、ビートたけし氏が首相を狙ったら

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多くの予想が覆されることになった、今回のアメリカ大統領選。
ドナルド・とランプ氏が当選したものの、未だに「胸くそ悪い」などの過激な発言がハリウッドスターなどから飛び出す程の悪評だ。

今回、アゴラの渡辺龍太氏が、何故トランプ氏がアメリカの田舎に住む人に支持されているのか、トランプ氏をビートたけし氏に例えて説明したコラムが話題となっている。

これは『もし、ビートたけし氏が首相を狙ったら』という架空の話である。


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日本は解雇の規制などが撤廃されて、工場などが海外に移転してしまい、真面目に働いているだけでは無能と言われ、クビになる時代になりました。一方で、そういう労働者を解雇した会社は金銭的に余裕が出るので、経営者の報酬や、エリートと言われる人の所得をどんどんUPしていきました。

そのようなエリートは、クビになった人々の事を『努力不足=真面目に生きてこなかった』と鼻で笑いながら、やたら『絆』と言いながら1000円レベルでの震災募金などに精を出していました。そして、エリートたちは不法入国してきた外国人の時給は安いからと、自分の会社で不当に格安で雇って、莫大な利益をあげて楽しく人生を送っていたのです。

それに対して、『不法入国は違法な事だから罰するべきだ!』と、解雇された人が運動を始めました。すると、エリートたちはスムージをすすりながら、『金も無い、教養も無い奴らって、人権を理解しない差別主義者だ』と笑顔で軽蔑しはじめます。さらに、エリートたちは、こんな差別主義者と一緒に暮らしているのは嫌だから、海外で働こうかなと話し始めました。

すると、日本で生まれ、どんな事があっても日本で生活がしたい真面目だけが取り柄の人々は、『違法な事(移民)を罰しよう』という正しいとしか思えない意見にヘソを曲げて、いとも簡単に日本を捨てようかと話すエリートの反応に驚きを隠せ無いでいたところ・・・!?

突然、タレントのビートたけしさんが、『新党:姥捨山』を結成を宣言!首相を目指すと発表します。しかも、たけしさんは有名人でお金持ちなので、エリートたちからの支援は一切受けずに、選挙費用は自分で賄い、徹底的に庶民の味方になると宣言しました。




そして、たけしさんは持ち前の毒舌で、『サービス残業をやらせた奴は死刑』とか、『万引きで捕まった金持ちの年寄りの資産は没収』とか、『日本の領海に侵入してきた船は、諸外国の様に銃撃する』とブチあげます。エリートたちは、泡沫候補が出来もしないテキトーな事を言っていると分析する一方、解雇されて仕事が無い様な人たちは、『さすが、たけしだ!たけしだ!』とテンションが上がって行きました。

そんな、『たけしさん、本気なの?』っていう空気の中、新党・姥捨山は、衆議院・参議院選挙に、次々と挑んで結果を残していきます。それに対して、エリートたちは危機感を覚えて、選挙のたびに、たけしさんは過去のスキャンダルが掘り起こしていきます。

そのため、『たけしさんは、過去に暴力事件を起こした。』とか、『年寄りに対して、死ねという暴言をはいていた。』とか、『ネーチャン、やらせろ!』とか、『おいらなら、あの、おねえちゃんの、コーマンを簡単に触れる(注:パロディー)』と過去に発言していたとか、そういう言動がほじくり返されてしまいます。

しかも、たけしさんに対する非難が、ひるおび、ミヤネ屋、報道ステーションなどで、連日過熱報道されるなど、メディアが『たけしは首相に相応しくない』と批判合戦を繰り広げました。しかし、テレビが昔から大好きな一般庶民は、『いやいや、何を今更!そんな、たけしさんの過去は全部知ってるから。』と、興味すら示しません。

それどころか、たけしさんの過去のネガティブな言動を報道すればするほど、『過去にたけしさんは、暴力事件、バイク事故などの、どん底から、いつも芸能界のトップに返り咲いたすごい人だ。だから、今の自分たちのドン底な状況を変えられるのは、たけしさんだけだ!』と、ますます生活に苦しい一般庶民の支持を集めていきました。

そして、そんな状況の中で、新党・姥捨山が衆院で過半数を取れば、たけしさんが首相になれるという選挙がやってきます。たけしさんと直接対決する与党の党首は、小沢一郎氏です。小沢氏といえば、若い頃から政界で頭角を現し、実力は折り紙つきです。しかし、世間的に金権政治の権化のようなイメージもあり、『たけし?小沢?』と聞かれたら、今度はエリート、庶民に関わらず、悩む人々が続出します。

もちろん、一般庶民は、『たけし支持者!』とためらわずに公言します。でも、自他共に認めるエリートは、いくら小沢一郎氏が嫌いでも、『私はたけしさんを支持します!』とは、かっこ悪くて言いにくいと思いました。なので、本当はたけし派でも、表向きは小沢一郎支持者を演じていました。

そんな選挙戦の終盤、小沢一郎氏への検察の捜査が行われました。すると、圧倒的に開いていた、たけし・小沢の支持率が拮抗します。そんな時に、運命の衆議院選挙が行われたのです。すると、メディアは全く把握できなかったものの、エリート、庶民も関係なく、たけし派が大勢いたのです。そのため、新党・姥捨山が衆議院で第1党になり、首相ビートたけしが誕生したのです。



こんな架空のお話ですが、たけしさんに例えると、トランプ氏の存在感が何となく分かった気がしませんか?

さて、トランプ氏は80年代から有名人で、アメリカ人なら誰でも知っているような存在で人気者です。そして、日本でたけしさんが毒舌でも、高感度高いと感じる人が多いように、トランプ氏もまた毒舌でファンも多くいるのです。やはり、長きにわたって有名人であるという事は、どこか『愛される人物』でないと無理なんです。

そして、トランプ氏は有名人でエリートでりながら、庶民感覚を忘れずに、冗談の通じるバカが出来る人なんです。そういう人って、一目を置かれますよね。たけしさんも、超大物芸人ですが、今でも裸でコントをしたりして、逆にすごいと思われています。
実際、トランプ氏も、たけしさんの様なコントに挑戦していた事もあるんです!
画像のサイズ的にカットしましたが、二人は似たようなつなぎを着て、ともに片手にタバコを持っています(笑)この他にも、プロレス会場で大暴れした事もありました。

また、トランプ氏は、借金・離婚など、数々のトラブルを抱えていたものの、全部跳ね返して有名人であり続けました。たけしさんが、数々のトラブルを跳ね除けて芸能界のトップにいて尊敬されている様に、トランプを凄いと思っている人も大勢いるのです。
特に、トランプ氏が周りから凄いと思われている点が、『どんな手を使ってでも、目的達成を諦めない』という姿勢です。そういうガッツに共鳴する人は多く、10年前に私がトランプ氏の講演に行った時、トランプ氏に大統領になってほしいとプラカードを掲げていた人も大勢いたのをよく覚えています。

ちなみに、その時、私が見たトランプ氏を大統領に押していた人は、女性や有色人種も多くいましたし、トランプ氏は彼らと笑顔で接していました。なので、昔からテレビを見ていた様な人は、トランプ氏が差別主義者なんて、誰も思っていないのです。おそらく、たけしさんが『ババア死ね』的な事を言ったとして、それを言葉通り受け取るのは、テレビを全く見た事のない冗談の分からないエリートだけですよね。
さて、トランプ氏は自らが昔から言い続けてきた、『諦めない』という姿勢を貫き、泡沫候補と言われながら大統領選に立候補しました。そして、目標達成のためには手段を問わない過激発言でとにかく注目を集め、支持を伸ばしました。その手段は問わず諦めない姿勢対し、『それこそ今の自分に必要な事だ』と、共鳴した生活に困っているアメリカ人も多かったのでしょう。

いずれにせよ、トランプ氏の『決して、諦めない』スタイルが本物だというのは、あの髪型を見ても伝わってきますよね。というわけで、つまりトランプ大統領というのは、『どんな手を使ってでも絶対に諦めない』という生活に困ったアメリカ人の思いの産物と理解すれば良いのです。



まさに絶妙の譬え話だ。
トランプのことはよく分からない、と思ったら「ビートたけし」であると理解すると良いのかもしれない。