錦織圭とマイケルチャンコーチの絆が深い理由に考えさせられる。

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錦織圭の活躍は日本人として誇らしいものがある。

だがテニス界にはまだまだ人種差別が根強く残っていると言う。

彼は単にスポーツ選手として素晴らしいだけでは語れない。
内気な性格の少年は単身でアメリカに渡り、現地でプロになり様々な逆境に押しつぶされそうになりながら乗り越えてきた彼の栄光は、単に才能があるだけでは掴めなかったものだろう。

師匠であり、同志であるマイケル・チャン


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チャンは台湾からの移民だった両親のもと、アメリカのニュージャージー州に生まれ、16歳でプロ入りした。

悲しいことだが、アメリカではアジア人に限らず、白人以外はみなある程度の差別を受けるんだ。たとえ才能があっても、それは免れない。弟のマイケルも、『絶対に成功しない』と言われ続けたよ。身長175㎝のアジア系移民の力を信じてくれる者は、一人もいなかった。


「アジア系には無理だと決めつけた奴らを見返してみせる」チャンはそんな闘争心をむき出しにして、次々と格上を倒していった。



彼が全米ベスト8をかけた戦いで、当時世界ナンバーワン選手との一戦はあまりにも有名だ。
フラフラに振り回されながらも、必死に這いつくばったチャンは見事1位を取った。

イエローモンキーだと馬鹿にしてたオーディエンスを見返してやったのだ。

チャンのこれほどの活躍でも、テニス界に根強く残るアジア人への蔑視を根底から変えるまでには至らなかったという。

「自分を信じろ」錦織圭のメンタル面を鍛え上げた


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大人しい性格の錦織圭が充分に成果を発揮出来ない理由があった。
それは相手に怯んでしまうという事。

チャンコーチと錦織圭は今までとは比べものにならない位の厳しい練習を行っていた。

ジュニアで教わるようなことをへとへとになるまで繰り返させた。練習のときのチャンはまさに鬼で、一切の妥協はなし。錦織は基礎技術が身についてプレーが安定しただけでなく、『これだけやったのだから』と自信を持ち始めた」(前出のテニスジャーナリスト)


「圭はどれだけフェデラーがすごいかを話してくれた。ロジャーは史上最強の王者だけど、コートで戦うとき、尊敬は邪魔でしかない。テニスで世界のトップに近づくほど、メンタル面が勝負を分けることを圭は理解しないといけない」


例え相手が昔から憧れの存在でも「俺はお前より強い」という姿勢を決して崩さぬよう教えた。

そして錦織圭は全米オープンの記者会見でこう答えた。

「勝てない相手はもういないと思う」

そんな錦織圭もチャンコーチもまだまだ満足していないと言う。
彼らがテニス界の「人種の壁」も壊してくれるのではないかと期待している。

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