【訃報】東日本大震災時、個人で10億円の寄付金した台湾の張栄発さん死去。

張栄発
張栄発

2012年春の叙勲で旭日重光章を受章した台湾の海運・航空大手、エバーグリーン・グループ(長栄集団)の総裁、
張栄発さんが、1月20日にお亡くなりになりました。享年88歳でした。

張栄発総裁は2011年の東日本大震災時には個人名義で10億円を寄付するなど、長年にわたって日台交流の促進にも寄与くださいました。

震災当時、台湾からは200億円の義援金が日本に送られました。
また、宮城県の南三陸病院の再建に、22億円もの義援金があったことは記憶に新しいものです。


国交とは結局は「人と人とのつながり」であり、困難に直面した時にこそ身をなげうつのが友人の証。
台湾の人たちが身をもって示した日本への友情に私たち日本人がいつか応えられる日は来るのでしょうか?

台湾の観光客が多い鎌倉では、義援金に対し日本から感謝の気持ちを込めた垂れ幕がかかりました。

何年経っても色あせることのない気持ちが、日本と台湾を特別な想いで繋げてくれています。

ちなみに張さんは、1985年には張栄発基金会を設立。
医療、教育、文化など、社会への奉仕を続けました。

2011年時点で個人の資産は16億米ドル(約1870億円)とされるも、張氏は生前、全て慈善事業に使い、子孫には残さないと公言していました。
義援金もそうですが、こうした行動もそう簡単にできることではありません。

親日に尽くしてくれた方が亡くなられたことは、大変悲しいものですが、多くの優しさが作り上げた温かな感謝の連鎖が、広がることを願ってやみません。
心よりご冥福をお祈りいたします。

張栄発