重度の牛乳アレルギーの娘に牛乳与え、殺害しようとした母親を逮捕…自ら児童相談所に「子供を預けたい」と話していた

重度の牛乳アレルギーの娘に、牛乳を与えた母

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11日、千葉県流山市のアパートの一室から、「娘が牛乳を飲んだらアレルギー症状でぐったりとしている」と、119番通報がありました。


11日の午前9時頃、保育園児の5歳の長女に対し、重度の牛乳アレルギーがあることを知りながら牛乳を飲ませ殺害しようとした疑いが持たれ、母親である自称会社員・佐久ちはる容疑者(35)が逮捕されました。
長女は呼吸困難、血圧低下などの症状が出て、現在も入院中だということです。


調べに対し佐久容疑者は、

「精神状態が不安定だった、私が飲ませた」


と供述しており、捜査関係者によると、小さじほどの量でもアレルギー反応を起こす長女に、紙パックからストローで牛乳を与えていたということです。

食物アレルギーに詳しい国立病院機構相模原病院・海老澤元宏医師は、

「(食物アレルギーの)症状で一番多いのは皮膚に出ることが多い。呼吸器に症状が出て苦しくなったり、脳に血流いかなくなり、意識遠のいたり、体に力入らないなど、ひどい症状でショック状態に陥るのを、『アナフィラキシー・ショック』という」


と話しており、今回牛乳を飲まされた5歳の女の子も、アナフィラキシー・ショックを起こしたということです。
牛乳は子どもの食物アレルギーの原因物質で2番目に多く、他の食品と比べ症状が重くなる傾向があるといいます。

長女と2人で暮らしていたという佐久容疑者の様子について、近所の人は次のように話しています。

「布団カバーとかしょっちゅう干されていたので、娘さんがハウスダスト(アレルギー)なのかなくらいな感じ。すごく優しそうな感じのお母さん、真面目そうだし」

「ごく普通の家族。仲良さそう。自転車に乗せているのをよく見かけました」



普通の家庭だったという意見が多いなか、別の住民は

「子どもが忘れ物か何かして、『私の時間返してよ!』っていう感じで、結構ヒステリックな感じでその辺りでしゃべっていた。結構大変なんだなっていうところは思っていました」


と、佐久容疑者が娘を叱りつけるような場面を見かけたという人もいます。

佐久容疑者の自宅の近くにある児童相談所に、今年4月から4回にわたって「子育てに不安がある、子どもを預けたい」などと相談していたといいます。
相談の回数は今年の4月から7月までの間で4度。
うち1回は警察への相談がきっかけになったもので、警察は、「育児放棄のおそれがある」などとして、8月に児童相談所に通告していましたが、児童相談所は「虐待の疑いなし」と判断していました。

柏児童相談所によると、佐久容疑者は相談に対応すると落ち着いた様子になっていたということです。
柏児童相談所は、「予見が難しかった、対応に不十分な点がなかったか十分検証する必要がある」としています。