
2月6日未明、台湾南部の高雄市を震源とするマグニチュード6.4の大地震が発生、いまだ100人以上が瓦礫の下に取り残されているとも言われております。
崩壊したマンションの下敷きになった学生達

男子学生のツァイさん(21)とその彼女であるホワンさん(21)は瓦礫の下から一緒に遺体となって見つかった。
その遺体は「ツァイさんがホワンさんをしっかりと守るように覆いかぶさり、互いにきつく抱きしめあって死んでいた」と報道された。
ツァイさんとホワンさんが住んでいたマンションは16階建てだが全て崩壊し、住民の多くはたくさんの遺体となって発見されている最中だ。
ツァイさんのFacebookはホワンさんとの思い出でいっぱいだった
たくさんの二人の仲睦まじい写真が並ぶ中、最も印象的だったのが河原を手を繋いで歩く姿だ。
その写真にはこう添えられていた。

手若牽著 也希望一輩子的
「手をつないだら、一生そうしていたい」
ツァイさんは彼女の手を離さなかった。
救助隊が引き離すのに苦労したと話していた通り、彼は最後まで彼女を守ろうと努力したのだ。
生きていたらもっと思い出も作れただろう、結婚だってしていたかもしれない。
そう思うと尚いたたまれない気持ちになる。

ツァイさん、ホワンさん、どうか安らかにお眠りください。