手のひらにホクロを描いてSNSに投稿した女性。すぐさま警察が出動した理由とは?

Black Dot campaign
hokuro

絶望的な状況にいた彼女はある日、ネットをと教え少し変わった運動について知ります。
そして半信半疑ながらも彼女はすぐさま、この写真を撮ってソーシャルワーカー宛に送ったのです。

すると次の日、玄関先には警察官が...........
彼らはためらうことなく、彼女の夫をその場で逮捕したのでした!!
いったい何故??

4人の子どもがいる彼女。
子ども達の父親であり、人生のパートナーであるはずの夫から殴られるなどのDV(ドメスティック・バイオレンス)を受けていました。
この長い苦しみに終止符を打つきっかけとなったのは、あるイギリス人女性が始めた運動でした。
自らがDV体験者である運動の創設者の女性は、DV被害者が無言でも誰かに助けを求める事ができる画期的な方法を思いついたのです。

DV被害者が手のひらに小さな黒い点を描くことで、

1. 緊急時や危険な状態にいる場合に周りに無言で被害にあっていることを訴えることができる。
2. 助けを必要としているのに声をあげられない犠牲者に周りが気づくことができる。

というもの。
迅速な警察への通報などによって最悪の状況を回避し、被害者たちのDVからの解放を目的としています。

DV被害者の多くは、恐怖から助けを求めることすらできない場合はあります。
自分や子供達をさらなる危険さらすのではないか、という恐怖感が助けを求めることを妨げる場合や、世間の目や体裁を気にして通報出来ない、という現実もあります。

Black Dot campaign
http://www.bbc.com/

ブラックドットキャンペーンの創始者は、自らがDV被害者であったダニエル・トレジェットさん。
手のひらに黒い点を描く事で、声を出せずにいる犠牲者だと、DV専門機関や家族、病院関係者や警察機関が気づく事が出来る、というのが目的のこのキャンペーン。

トレジェットさんは、ブラックドットキャンペーンが人々に与える影響が喜ばしい事だと言います。
このニュースをきっかけに、DVに関する情報を交換し合ったり、SNSでニュースや活動をシェアしたりする事で、世間の意識を集める事が出来るからです。

「多くの人は助けを求められる相手を持っていません。彼らは無言のまま苦しんでいるのです。」
と切実に訴えました。

「End the silence of domestic violence (声なきDV被害を無くそう)」

この運動を通じて暴力夫から無事解放されたある女性の体験談。
彼女はインターネットの出会いサイトを通じ、一人の男性と知り合います。



その僅か2か月後、彼は本性を現し彼女を死の危機へと追い込んだのです。
2本のゴルフクラブで20回以上も容赦なく全身を殴られた彼女、24か所の骨折、顔面裂傷、そして左眼球を失った彼女....

彼女はDV被害撲滅のためこのキャンペーンに賛同。
自身の体験をもとに、1秒でも早く支援機関、警察などに勇気を持って助けを求める事を強く推奨しています。

「何千回もくり返して感謝の気持ち伝えたいです!手のひらに描いたただの小さな点が、私の人生を救ってくれました!」
とその思いを語ったのでした。

このシンプルかつ効果的な方法は、今少しづつですが広がり始めています。
その中には女性だけでなく、男性DV被害者も含まれています。

実に女性4人のうち1人が、人生の内で一度はDV被害を受けると言われ、その内の60%のケースは家庭内で発生しています。
目を背けてはいけない恐ろしい事実です。

日本でも年々広がるDV被害、男性が加害者になるケースが多い中、
逆に女性から男性へのDV被害も増えつつあり、男性は世間の目や体裁を気にし、通報出来ない、という現実もあると言います。

この話を友達とシェアして、被害者たちを支援するべくこの静かなる運動を広めましょう!
ストップDV!!!



出典:BBC
Black Dot campaign