ひとりでエレベーターに乗っている時に閉じ込められた。非常ボタンを押すと「閉じ込められているのは二名ですね?」との声。…誰がいるの?

ひとりでエレベーターに乗っている時に閉じ込められた

0fc554f7


ひとりでエレベーターに乗っている時に閉じ込められた。

すると、エレベーターに備え付けてある非常ボタンのインターホンから「閉じ込められているのは二名ですね?」との声。

…え?

誰が乗ってるの。




09/07/29
こないだ久しぶりに怖い思いさせられて腹立ったからここに投下する。

スロット仲間のツレMの地元でイベントがあるってんで出張で打ちに行った。

メンバー4人で朝から並んで、座って10分でペカったんだけどその後浮き沈みが激しく、結局閉店まで粘って一万も勝てなかった。

他のメンバーもそんな感じで、反省会かねて居酒屋で飲んでたんだけどそこも追い出されて、飲みたりなかったんでMの家で飲み直すことにした。

途中のコンビニで酒とか仕入れて、そいつのマンションに到着。

「あ、ごめん。エレベーター故障してるんだった。」

「マジで?何階?」

「9階w」

ブツブツ文句垂れながらそいつの部屋に転がり込んで二次会を始めた。

朝から打ちっぱなしだったのと、階段昇らされた疲れからか始めて結構早めにみんな潰れ出して、部屋主のMとツレの一人は早々に寝ちまった。

俺はタバコを切らしたんで、ゲームやってるもう一人のツレにコンビニ行って来ると伝えて部屋を出た。

酔っぱらってたからか、俺は無意識にエレベーターで下まで降りようとボタンを押して待っていた。

途中で故障してた事に気付いたんだけど、動いてるし、まっいいか、ぐらいの気持ちでそのまま乗り込んだ。

降りてる途中誰もいなかったけど、つい習慣で「3・2・1」って数えてたら、ガタンとエレベーターが止まっちまった。

最悪~とか思いながら携帯でツレに連絡しようと思ったら部屋に忘れて来たらしい。仕方がないから備え付けのインターホンで閉じ込められたことを伝えようとしたけど応答がない。

故障してるから機能してないのか、とあきらめ、何とか自力で脱出しようとドアをこじ開けようと試みた。

隙間に指をねじ込んでギッギギッギやってたら、少し開いた間の上の方から明かりが漏れてて、途中階で止まっている事が分かった。

反動ですぐ閉じたけど、明かりの幅から人ひとりが潜り込めそうだったんでさらにギッギやってたら、ガタンと半分ぐらいドアが開いた。

上を見上げると、真っ青な顔をしたオッサンが、這いつくばって隙間からこっちに片腕を伸ばしてる姿が目に飛び込んで来た。

ホンの一瞬だけ助けに来たのか?と思ったが、血走った眼と、苦悶した真っ青な表情を見て、うわぁ~~って叫びながら後ろへ飛び下がった。

オッサンは低い唸り声を上げながら、必死な形相で空をつかむように片腕を振り動かしている。

中に入って来られたらたまったもんじゃない。もう一度ドアを閉じたかったが怖くて近付けなかった。

こっちも必死になって中途半端に開いたドアを足でガンガン蹴ってたら、ガコンと音を立てドアは閉じてくれた。

腰抜かしてアワアワしてたら、ドアの外でカリカリカリカリ爪で引っ掻いてる音が聞こえて来た。

逃げ場もないしどうすることも出来なくて、歯の根が噛み合わないぐらいガタガタ震えて泣いてたら、突然インターホンから声がした。

「〇〇テクノサービスです。どうかされましたか?」

助かった!と思って壁づたいに何とか立ち上がって、

「閉じ込められました!誰か早く助け…」

ドンドン!ドンドンドン!!

外のオッサンが思いっきりドアを叩き始めた。

ドンドン!ドンドンドン!!

「!!あ、あの早く!誰か早く助けてください!!!」

「落ち着いて下さい。中の様子はモニターで確認しています。大至急そちらに設備の者を向かわせます。」

助かった…。でも早くしないと奴が中に入って来てしまうかも知れない。

「閉じ込められているのは二名ですね?」

ドンドン!ドンドンドン!!

「え!?」

足下を見たら小学生ぐらいの男の子が中からドアを叩いていた……。

ドンドン!ドンドンドン!!ドンドン!ドンドン……ドンドン………ドン……………

気が付いたら、目の前に作業着を着たオッサンが二人、俺の顔を覗き込みながら「大丈夫か!」と声を掛けていた。

いつの間にかエレベーターの外に助け出されて、廊下で横になってたみたいだ。

「……助かった。」

「兄ちゃん、もう一人はどうした?」

もう一人?そうだ!子供!!

「あっ、あ…乗った時は一人だったんですが、気が付いたら突然小学生ぐらいの男の子がいて…」

「小学生?いや、うちらオペレーターから成人男性と成人女性の二人が閉じ込められると聞いたんだが?」

後で確認を取ってもらったところ、監視モニターにはオペレーターとやり取りをしている俺の後ろの壁に、髪の長い女性が立っていたとのこと。(足下は俺が死角になって確認出来ず。)

ちなみにエレベーターは故障中ではなかった。

数時間たって開放され、Mの部屋に戻ったら三人共まだ寝てやがった。結構な騒ぎになってたのに、こいつらは…。

とりあえずMを叩き起こして問い詰めた。

「あれ?話してなかったっけ?(笑)」

Mいわく、部屋を借りる時に不動産屋から話は聞いていて、エレベーターでたびたび目撃されるらしいが毎回出るわけではない。ただ、悪い噂も立っているのでその分部屋は安く貸しているとの事。

Mは何となく気味が悪いからよっぽどの事がない限りエレベーターは利用せず、初めて遊びに来た人には話を聞かせた上で自己判断に任せているらしい。

「先に言っておけよ…」

「悪りぃw」

こっからはM談。

十数年前に親子三人がこのマンションの一室で無理心中をした。精神的に病んでいた母親が旦那と子供を巻き添えにしてガス自殺を計ったらしいが、三人の死に様が妙だったらしい。

①母親は内側から鍵の掛けられた寝室で首吊りの状態で発見。

②子供(5才・男)も寝室で発見されたが、首に絞められた跡があり、部屋内のドアの前で倒れていた。

③旦那は外傷はないが、寝室の前(外)で倒れていた。

④子供と旦那はガスによる中毒死。母親は肺からガスは検出されたものの、ケイ椎圧迫による窒息死。

と、Mは同じマンションの不倫仲の主婦が週刊誌からえた情報を俺に話してくれた。氏ね。

ガス自殺か…………今度からはなにもいないか確認してからにしようorz