“キムタク演技”から脱却できない木村と、「大天才」の草彅

昨年末に日本中から惜しまれつつも解散した国民的アイドルグループ・SMAPの元メンバー、キムタクこと木村拓哉が主演をつとめるTBS系ドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」の初回が放送された。
視聴率は14.2%という高い記録を出したことが話題となっており、この視聴率は今クールの民放連続ドラマでは暫定トップ。
一方、同じく元SMAPのメンバーである草彅剛が主演をつとめるフジテレビ系「嘘の戦争」は11.8%と、初回視聴率ではキムタクのドラマに惜敗している。
だが、今後どのような展開を迎えるか分からないのがドラマの世界だ。
木村と草彅にも、圧倒的な”差”が生まれそうで…。
元SMAPのふたりが同クールのドラマで主演を果たしているとなれば、世間の注目度も高い。
しかし、業界内での評価は木村よりも草彅への方が断然高いのだという。
その理由を、業界関係者が語る。
「キムタクは相変わらずの“キムタク演技”。SMAP解散で新たなキムタクを期待しましたが、その点ではまったく成長が見られない。俳優としては今後厳しくなることは間違いない。一方、かねてより俳優としての評価が高い草なぎの演技は安定していました」
木村は、昔からどんなドラマでも”キムタクでしかない”というのが世間的な評価なのだが、そのイメージからまったく脱却できていないのが現実だ。
一方で、草彅は過去に演出家のつかこうへい氏から、
「大天才」
「俺の想像を超えてた」
と、演技を絶賛されている。
映画監督のタカハタ秀太に至っては、
「超一流」
と太鼓判を押すほど。
女優で演出家の渡辺えりは、
「天才的な人ですね」
と草彅を評価した。
他にも業界内では脚本家の橋田壽賀子、宮藤官九郎、三谷幸喜が草彅を大絶賛している。
視聴率は別にして、木村と草彅の間には計り知れない程の実力の差があるということだ。