松方弘樹 1日10万円の特別個室も出て「遺産ゼロ」の死

松方弘樹 1日10万円の特別個室も出て「遺産ゼロ」の死

4b54e1f153c0c71c6f97872080db2969_content


昭和の大スター・松方弘樹さん(享年74)が1月21日、脳リンパ腫のため死去した。
松方さんを看取ったのは、30歳年下の内縁妻・山本万里子さん(44)だった。


舞台関係者が、松方さんについて語る。

「夏に入ると体重がどんどん落ちて、素人目にも衰弱がわかりました。こちらの言うことに反応しなくなったり、話しているうちに眠ってしまったり。相槌も『ほう』『へい』『そうか』くらい。つとめて笑顔で世話を焼いている山本さんがふっと後ろを向いて、目頭を押さえている姿が健気でした」


松方さんは最初の妻との間に1男2女、2番目の妻・仁科亜希子と1男1女、愛人関係にあった千葉マリアと1女をもうけ、計6人の子供に恵まれていた。
だが、最期に立ち会ったのは山本さんと事務所関係者だけだったという。

東京・町屋の斎場で行われた密葬に参列したのは、実弟の目黒祐樹夫妻と、最初の妻との間の息子と娘、俳優の梅宮辰夫(78)と山本さんの6人のみ。
昭和の大スターらしからぬこんな形の葬儀を選んだのも、山本さんだったそうだ。

「正直なところ、松方さんと万里子さんは金銭的には苦しかったはず。当初入っていた1日10万円の特別個室も、昨年夏には出て、一般の個室に移っていた。簡素な葬儀になったのもしかたがない。相続人となる6人の子供たち含め、みんなが“そもそも遺産なんかない”とわかっているよ。以前は森ビルが建てたという麻布の事務所兼自宅の高級マンションに月100万円以上払って住んでいたけれど、いまは家賃30万円にランクダウン。親の建てた京都の大豪邸もとっくに処分していたし、昨今では芝居や歌謡ショーの収入くらいしかなかったと思う」

と松方さんの知人が語る。

かつて、ある仕事に際して関係者から「これで借金やツケを精算しろ」と数千万円を渡されたという松方さん。

「関係者は“いずれ返してくれるだろう”と思っていたが、松方は“支度金”としてもらったと解釈して、返済する気もなく、すべて使ってしまったそう。ヘタに“遺産相続”なんかしようものなら、松方が残した借金まで背負うことになりかねないよ(苦笑)」(映画関係者)



遺産のことでまったく揉めることがなかった昭和の大スター。
最後の最後まで、その”人徳”が伝わってくる話だ。