『私立恵比寿中学』松野莉奈さんを襲った”致死性不整脈”の恐怖を医師が語る「まれに起こりうる病気」

松野莉奈さんを襲った”致死性不整脈”の恐怖

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出典:Twitter


亡くなる前日の2月7日、アイドルグループ『私立恵比寿中学』のメンバー・松野莉奈さんは、インスタグラムに家族と箱根旅行に行った写真をアップした。

彼女の早過ぎる死は世間にも芸能界にも大きな影響を与え、多くのファンが街頭インタビューで涙を流しながら彼女への思いを語った。

私立恵比寿中学は「エビ中」の愛称で親しまれ、『ももいろクローバーZ』の妹分として2009年8月に結成された。
松野さんは翌年の2月にメンバーに加わり、2012年5月にメジャーデビューすると一気にファンが増えて人気アイドルグループとなった。

彼女には、まだまだ活躍の場があった………。


インスタグラムに旅行の写真がアップされた日は大阪でコンサートが予定されていたのだが、彼女は体調不良で欠席した。
スポーツ紙の記者は、

「体調不良といってもそれほど重症ではなかったようで、自宅療養していました。本人も周りも風邪をこじらせたくらいに思っていたようです」

と話す。

彼女の容態が急変したのは、翌8日のことだった。

「早朝5時ごろだったそうです。両親が、グッタリしている松野さんに気づき救急車を呼びましたが、救急搬送先の病院で死亡が確認されました」(前出・スポーツ紙記者)


享年18歳。
あまりにも突然の訃報に、メンバーもファンも、芸能界も大きく揺らいだ。

2月1日に彼女と共演したばかりの『氣志團』綾小路翔はツイッターで、

《エビ中・松野さんのこと。どうしても、どうしても、どうしても言葉にならない》


と悲しみをあらわにした。
また、プロデュースする音楽イベントに『私立恵比寿中学』を迎えたことのある西川貴教は、

《本当に残念でなりません。また成長した姿をイナズマに届けて欲しかったです》


だが、ネット上には最愛のひとり娘を失った両親の気持ちを思うと………とのコメントで溢れた。

後日、所属事務所が発表した彼女の死因は「致死性不整脈」の疑い、というものだった。
心臓マッサージなどの心肺蘇生術の普及に取り組む早田台史医師が、その恐怖について語る。

「心室細動(あるいは無脈性心室頻拍)という不整脈が出たと考えられますが、心室細動とは心臓が小刻みに震えて全身に血液を送ることができない状態です。

心室細動が起きる原因はいくつかあり、過度のダイエットなどで低カリウム血症になった場合も考えられますが、松野さんがもともと心臓に持病を抱えていなかったとすればウイルス性の心筋炎の可能性が大きいですね。

つまり風邪です。風邪のウイルスが心臓に入って炎症を起こしてしまうんですね。めったにないですがまれに起こりうる病気で、死に至る怖い病気です」


では、この病気にかかってしまったら助かる方法はないのだろうか?

「早い時期に心筋炎に気づくか、発作が起きたときすぐに心臓マッサージを行いAEDを使って心肺蘇生をすれば助かる可能性はゼロではありません」(前出・早田医師)



現在、松野さんのインスタグラムには6000件を超えるお悔やみコメントが寄せられている。
お別れの会は今月25日に開かれる予定だという。