腸が人間の気分を左右している?研究からわかる腸内細菌と人間の気分との関係性。

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腸が気分を左右する?じゃあ腸内環境をよくすればご機嫌さんが増えるってこと?いつも不機嫌な上司にはヨーグルトをあげればいい?

人間の腸内には10兆から100兆ほどの微生物が存在すると言われており、その数は人体の細胞の数37兆個と同等かそれ以上の数と考えられています。科学者は腸内フローラ(腸内細菌叢)がどのような種類の微生物により成り立っているのかを解き明かすために長年研究を続けてきたわけですが、研究から微生物が人間にどのような影響を与えているのかが少しずつ明らかになっています。

鍵を握るのがプロバイオティクス

近年、人間の腸と腸内の微生物に関する研究が進むにつれて、腸内の微生物は脳とメンタルヘルスにとってとても重要な役割を担っていることが明らかになってきています。微生物研究の専門家であるテッド・ディナン氏は、2000年代初頭に微生物学者の間で話題になっていた「体に良い働きをする微生物(良い微生物)」に興味を抱いたそうです。その理由は、精神病学者として「腸内の良い微生物が人間のメンタルヘルスにどのような影響を及ぼしているのか?」に興味を持ったから、とのこと。

この「良い微生物」というのが、人体に良い影響を与える微生物(善玉菌)として知られる「プロバイオティクス」です。

腸が悪いと精神的に病みやすい?

「慢性的に腸の調子が悪い人は精神的にも不安を抱えていることが多いのですが、これまでその原因は謎でした」と語るのはマックマスター大学の消化器病学者であるStephen Collins教授。


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