一家心中の怖い話:空き家の前を通ると、幼稚園児の男の子が「二階の窓からお兄ちゃんがおいでおいでをしているの」

「二階の窓からお兄ちゃんがおいでおいでをしているの」

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私の住んでいる田舎で、破産同然になった男性が自宅で奥さんと中学生の息子を絞め殺して、自分も首を吊ったという一家心中事件がありました。

その後、家は競売にかけられたけど買い手がつかなくて………。



09/05/23
もう十年くらい前のことです。

あずき相場で失敗して破産同然になった男性が、自宅で奥さんと中学生の息子を絞め殺して自分も首を吊った一家心中事件がありました。(私の住んでいる田舎では大事件でした)

葬儀が終わった後で競売にかけられたのですが買い手がつきませんでした(まだ新築の新しい家だったのに)。

程なくして「あそこの家は出るらしい」という噂が流れました。

庭は荒れ放題。窓から見える部屋にはテーブルざぶとん等が置きっぱなしで、私もそこを通りましたが気味悪かった。

そこの住宅地に住む若奥さんがお昼過ぎ、幼稚園児の息子を連れてその家の前を歩いていた時のこと。手を引いていた息子がその家の二階を見ながら手を振るので

「どうしたの」

とたずねると

「二階の窓からお兄ちゃんがおいでおいでをしているの」

と息子が言うので奥さんは二階の窓を見たのですが誰もいません。

「誰もいないじゃないの」

と言うと

「いるよ。今もおいでおいでをしてるよ」

と言う息子の言葉に奥さんは背筋がぞーとして、子供をかかえあわててその場から逃げ出したそうです。この話があってから昼間でも家の前を通る人がいなくなってしまいました。

その家の近所に住む住民達から、管理している不動産屋になんとかしろと要請があり、不動産屋は宮崎から拝み屋を呼んだのですが、その拝み屋は家の門に入るなり「これは私の手に負えるものではない」と言ってお金も受け取らず帰ってしまったそうです。

親戚等もいなかったようで、三年ほど前までほったらかしになってましたが、業を煮やした不動産屋が元やくざの親分が社長をしている土建屋(神をも恐れぬと地元でも有名です)に頼んで解体し、今は新しい家が建って住人もいます。